年齢を重ねると、20代までの様にはテキパキと動けず、体の動きが鈍くなってきます。例えばバランス感覚の衰えや足元のつまづきなどです。このような感覚は一概には筋力の衰えとは言いきれない様です。頭の中で体の動きの指令を出す “巧緻性” に関係があるという説があります。
小学校受験でも巧緻性の試験があります。幼少期に出来た神経の繋がりは大人になってもずっと残りますので、いかにご家庭で意識して培う環境づくりをしてきたかを見られています。（話がそれました）
巧緻性とは指先を使う動作のことを言います。お箸づかい、ハサミなどを使う工作、絵画、お裁縫、お料理、etc 細かい作業をするには神経伝達が大きく関係しています。指先を使ってイメージ通りに実現するためには巧緻性が必要です。これが年とともに衰えてくるのです。
立ったり座ったりの当たり前の日常動作も頭から指令を出しています。その中でも一番大変なのは片足立ちだと思います。バランスを保つためには視覚、足裏、筋肉、三半規管からの情報を小脳で処理して、次に「動かしますよ！」と大脳から体に指令を出すことが必要です。
年をとると神経伝達の衰えから巧緻性が低下するのです。もちろん個人差はあります。ではどうすればよいか？ 脳と神経伝達を鍛えることです。それには運動、筋トレが有効です！ 予防というより自重でバランスをとる運動を適宜行うことで巧緻性を保つには十分だと思います。
私が運動初心者に導入として必ず使用している物はバランスボールです。座っていただく、足を乗せて腹筋に使う、脚に挟んでお腹を中心に弧を描き体幹を鍛える、壁スクワットに使用するなど様々なチャレンジをして頂いています。これが楽しいのです。
写真は東白楽のBODY CRUSH でのセッションの最初の種目です。肩甲骨動かしながらバランスボールでお体を安定させていただいています。運動は全くしてこなかったクライアント様です。
体が安定するマシンを使用するトレーニングは筋肉を育てるにはふさわしく、自分の体重だけを使う自重トレは巧緻性を保つためには有効だと感じます。
40歳を過ぎてからでも遅くはありません。各種スポーツを通してでも、筋トレで運動を始めるのも巧緻性を高めるのに有効です。
できる限りトレーナーと一緒のセッションでは最大の力を発揮して、「もうダメだ～」と思う少し先の限界まで体を動かしてほしいです。そして日々の生活の中では軽く体を動かす習慣をつけて頂きたいです。 神経伝達の活性化を促し、健康な体づくりをしていきたいですね。
私も体幹・バランスに注目して、いつでもシャキッと動ける体を保つ様にがんばります💪
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Michikosan-personalは女性専用パーソナルトレーニングです。
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